中国民間投資が回復期に入る 2017年上半期の伸び率が7%前後に上昇

2017-08-30 22:58:07


 民間投資は経済の活力の直接的な反映である。去年、中国民間投資の増加速度の低下は市場の懸念をもたらした。今年上半期の民間投資の増速は、去年の2%―3%の徘徊状態の局面を大きく変えた。


 全固定資産投資の増速よりまだ低いものの、中国民間投資の増加速度は前年同期比で約7%まで上昇している。専門家は、「現在、民間投資の回復傾向は多くの原因によるものである。政府による製造業の振興、産業のミドルエンド・ハイエンド化への転換促進、サービス市場の開拓支援がキーポイントである。この他、一連の政策と改革措置が現在まさに進行中であり、将来さらに一歩、企業の投資を安心して行えるよう確かなものにする」と述べている。


  2017年1―7月、中国の民間固定資産投資は前年同期比で6.9%増加した。増速は1―6月より0.3ポイント下降した。しかし、基本的に今年以来の変動幅の範囲内を維持した。民間投資は2016年以来の下降現象を脱却し、2017年は回復期に入った。しかし、現在の状況を見る限り、民間投資の増速は依然として全国固定資産投資の増速に及ばない。1―7月の全国固定資産投資の増速は8.3%であった。


 これに対して、国家発展改革委員会(発改委)の報道官、孟イ氏(王へんに偉のつくり)は、「現在、わが国は新旧の動力の交換期にある。低い民間投資伸び率の原因は多岐にわたる」と指摘。


 「融資が困難で、融資コストが高い等の長期的に存在する問題があれば、政策の協調性の不備による投資への影響もある。また、経営環境の一層の改善が待たされているといった外的原因もあれば、民間企業の創新能力の不足という自らの原因もある」


 中国社会科学院工業経済研究所投資及・市場研究室の主任、曹建海氏は記者に対して、「時間軸から見ると、去年の大幅な下降現象と比較して、今年の民間投資は比較的安定した増速を見せている。過去の高速成長と比較すると比較的低いが、基本的には経済全体の成長状況と一致している。短期的に見ると、下半期のデータはさらに好転するであろう。しかし、長期的に見ると、民間投資の内部動力を刺激するには、さらにやらねばならぬことも多い」と話す。

 

 1-7月、中国の民間固定資産投資は20兆4640億元であった。全固定資産投資(農家を除く)に占める比率は60.7%であった。「民間投資を拡大し、民間の経済的実力を増強することは、中国経済の安定的、健全的、持続可能な発展の重要な基礎である」と孟イ氏が強調している。