中国の厦門、「BRICSとの縁」がますます深まる

2017-08-30 23:00:23

 厦門(アモイ)は歴史的に中国の重要な対外貿易港で、改革開放以降、中国で最初に経済特区や中国自由貿易試験区が建設された地方の一つとなった。そのため、対外経済・貿易が平素から盛んで、厦門は「BRICSとの縁」が浅くない。

 

 明の時代の終わりごろから清の時代の初めごろにかけて、厦門は中国茶葉の重要な輸出港となった。ロシアの学者、イワン・ソコロフ氏が書いた「ロシアの中国茶時代」には、「海路で(ロシアへ)茶葉を送る港として永遠に名前が残るのは、厦門港、広州港、営口港だろう」と記されている。

 

 今や、厦門からロシアへ運ばれる製品は茶葉にとどまらず、「互聯互通(相互接続)」建設が厦門からロシアへの商品輸出をますます便利なものとした。

 

 歴史上、「茶葉」はかつて、厦門が「BRICSとの縁」を持つ重要な商品だった。現在、「石材」が厦門とBRICSをつなぐ代表的な商品の一つとなっている。厦門は中国最大の石材輸入税関であり、厦門とその周辺地域は世界最大の石材集散市場だ。税関当局の統計によると、厦門税関を通じた昨年の花崗岩輸入量は約267万トンで、うちBRICSからは204万トンと、輸入総量の4分の3以上に達した。


 厦門からブラジルへは、美しい石材加工製品にとどまらず、「美顔」も輸出されている。

 

 厦門企業である美図公司の画像処理アプリ「美図秀秀」は現在、海外ユーザー5億件以上を抱え、なかでも「おしゃれ好きな」ブラジル人がかなりの割合を占めている。

 

 美図公司によると、ブラジルで「美図」のユーザーは1000万件を超え、ブラジルは「美図」が中国本土以外で支社を設立した7カ国・地域の一つとなった。

 

 機械産業とソフトウエア・情報サービス業が厦門でここ数年、産業価値が千億元規模の産業チェーンを確立している。厦工機械がブラジルへ輸出した工作機械製品は、ブラジルのオリンピック会場建設と農業生産で重要な役割を発揮し、ブラジル人が良く知る厦門のブランドとなった。

 

 厦門の市民にとっては、南アフリカのワインや鉱産物、石材が以前から馴染みのある消費財だ。厦門税関では毎分2本の南アフリカ産ワインが輸入される。


 厦門政府も5回続けてアフリカ進出フォーラムを開き、厦門企業による南アフリカ向け投資を積極的に推し進めてきた。厦門国際商会南アフリカ連絡所は昨年、南アフリカ現地企業と共同で、中国・南ア展示貿易センターを設立し、厦門企業を含む中国企業が南アフリカとアフリカで投資する際のワンストップサービスを提供している。

 

 文化や教育などにおいても、厦門は深厚な「BRICSとの縁」がある。今年7月、「音楽の島」の鼓浪嶼(コロンス島)が「世界遺産」に登録され、欧州で人気を博すモスクワ「Laprima」男声四重合唱グループや、約80年の歴史を持つロシア・カレイア交響楽団などの音楽団が鼓浪嶼で開かれた音楽祭に参加し、素晴らしい演奏を披露した。

 

 厦門大学も、BRICSから来る留学生を多く受け入れている。ロシアから来たムーランさんは、BRICS第9回首脳会談のボランティアに申し込んだ。彼女は記者に対し、厦門に来てから日は長くないが、厦門の「海と果物」がとても気に入ったと話す。間もなく開かれる厦門BRICS首脳会議で、厦門の美しさを仲間たちと分かち合いたいという。