英メディア:蘇州に“脳工場”建設 脳撮像の工業化が進む

2017-08-23 17:23:55

 英誌「ネイチャー」ウェブサイトは8月16日、「中国が脳撮像工場を建設」と題する記事を掲載した。神経科学者は現在、大脳神経回路の画像を描くための努力をしており、彼らの仕事は工業レベルに拡大している。来月に蘇州で大規模な研究院が開設されるが、そこで行われる高精度脳スキャン事業は、研究に大きな変革をもたらすだろう。

 一般的に研究室では、1~2台の脳スキャンシステムが使用されている。しかしこの研究院では、自動化された機器が50台あり、ラットの大脳を迅速に切り取り、それを高精度撮影し、さらに3D画像にすることができる。シアトルにあるアレン脳科学研究所で働く分子生物学者の曽紅葵氏によると、この工場規模のシステムは「研究に大幅な進展をもたらす」という。同氏は「工業化レベルの大規模で標準化されたデータの生産は、神経科学の研究方法を変える」と述べる。

 蘇州にある華中科技大学の生物医学成像研究員である駱清銘氏は、「研究院では人間の脳イメージングも行われる」とした上で、同研究院の目標を「国際センターの1つとなり、研究者による神経接続のイメージング支援、アルツハイマー病の研究や人口知能研究の支援を行うことだ」と述べる。駱清銘氏は華中科技大学脳空間情報技術研究院の研究機構の院長でもある。同研究院は5年間で4.5億元の予算を確保。120名の科学者や技術者を招聘する予定だ。