電子商取引がBRICS経済貿易協力の中心議題に 中国商務部

2017-08-30 22:59:11

 近年のビッグデータ、IoTなど技術の急速な発展に伴い、電子商取引(EC)が世界で飛躍的な成長を遂げた。中国商務部国際経貿関係司の張少剛・司長は28日、「電子商取引は今後、BRICS諸国の経済貿易協力で中心議題になる」との見方を示した。


 張少剛氏は同日の商務部のブリーフィングで、「現時点で、世界のサービス貿易の約半分、貨物貿易の12%が電子商取引を通じて行われている。今後は電子商取引のプラットフォームとサプライチェーン、消費チェーンを連係した方式が国際貿易の主流になると予想される」と指摘した。


 この流れを踏まえ、BRICS諸国も電子商取引に関する議論と研究を深めている。今年8月のBRICS経済貿易閣僚級会議では、「BRICS電子商取引協力イニシアチブ」が批准されたほか、BRICS電子商取引ワーキング・グループの設立が決まり、協力強化が進んだ。


 張少剛氏は、「BRICSビジネス評議会はECビジネス・アライアンスの設立を検討している。政府と企業間の有効な相互協力により、BRICSひいては世界のECビジネスの発展を目指す。関連の協力強化は、BRICSの貿易水準の向上と、有効なECプラットフォームの構築につながる。特に、国際貿易で弱い立場にある中小零細企業が国際的な市場競争に参入することを後押しする」と説明した。


 同時に、各レベルでの協力は新興市場と発展途上国がECビジネスを発展させるうえでの合意形成を促し、世界の多国間ECプラットフォーム形成をBRICSの知恵と力で支える。


 張少剛氏は、「中国側は年末に初の電子商取引トレーニング・グループを立ち上げ、BRICS諸国から関連の政府職員、研究者、企業経営者などを招聘する計画だ。トレーニンググループは、BRICSの電子商取引協力が注目すべき分野、問題について研究し、各方面と共に電子使用取引の発展を推し進める考えだ」と述べた。