中国向け越境通販、日本で「第2の爆買い」の様相

2017-08-23 17:23:26

統計データによると、日本で中国向け越境通販の市場が拡大している。経済産業省によると、2016年の中国の消費者による日本商品の購入額は、前年比30.3%増の1兆366億円にのぼり、訪日旅行時の中国人の買い物消費額(7832億円)を上回った。まさに「第2の爆買い」の様相だ。参考消息網が20日、19日付産経新聞の記事を引用し伝えた。

 

 今後の市場拡大も確実視される。海外調査会社によると、2016年の中国の通販市場は9276億ドルと既に世界一の規模を持つ。反面、インターネットの普及率はまだ52.3%にとどまり、伸びしろが大きい。経産省は2020年の越境通販市場は1兆9053億円と、現在の約1.8倍に拡大すると試算した。

 

 日本ではネット通販の利用者のうち、越境通販の経験者は5%のみだ。しかし中国は26%と、4人に1人が越境通販の経験がある。中国人へのアンケートでは「商品の品質が保証されている」「価格が安い」などの意見がともに6割を占めた。越境通販の活況の背景には、国内製品に対する不信感があるようだ。


 訪日旅行の増加とも一定の関係がある。みずほ情報総研によると、訪日旅行を経験した中国人観光客の6割以上が旅行中に購入した商品を、帰国後に再び購入している。そのうち越境通販を利用するケースが少なくなかった。

 

 大和総研の芦田栄一郎シニアコンサルタントは「中国では実店舗でも電子決済が普及しており、ネット通販が普段の買い物と変わらない感覚でできる。中国での越境通販は手軽だ」と指摘した。